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『悪魔くん』が放送されたのは1966年(昭和41年)、私が5歳の幼稚園児の頃でした。当時の私は不思議な世界を描いたものが好きで、特に大好きだったのは『ウルトラQ』や『悪魔くん』でした。

この主人公である悪魔くんを観ているうちに、胸の奥深くがほんのりと温かく、優しくトントンとノックされているようで、「このあくまくんのおとこのこをみるたびに、なんでこうなるのかな?」と思っていました。彼は金子光伸くん。「たぶんわたしよりかはおにいちゃんかな?どうしてだかわからないけど、とってもステキだな〜」と思っていました。自分の中で起こった、身体的と心理的変化(!)に不思議な感覚や戸惑いがありながらも、毎週『悪魔くん』の放送日を心待ちにしていました。今から思えば、金子光伸くんは私が初めて一目ぼれした、
初恋のひとでした。

私も小学生になり、そして『悪魔くん』『ジャイアントロボ』の放送が終り、そして興味の対象は他に広がり自分の世界を確立していき、光伸くんへの思いは知らないうちに胸の奥にある宝箱へ仕舞いこみ、しっかりと鍵をかけてしまったようです。そして彼への思いは自然とフェードアウトし、静かに消えていきました。

その後は学校、就職、留学、仕事と長い月日が流れて行きました。そして数年前の2002年、仕事中の息抜きで(!)インターネットで遊んでいたら何気に「そういえば、『悪魔くん』や『ロボ』に出ていた彼はどうしているんだろう!?あれ以来さっぱり話を聞かないけど。」と早速サーチをしてみました。そして一番初めにヒットしたのが、TAKAさんの『金子光伸さんが亡くなった?』でした。

「ええっ!!!なにそれ…(@@!」おそるおそる行って最初の数行を読んてみたら、金子光伸くんは1997年に既に亡くなられている、とのことでした。「そんなはずはないっ!!」なぜかわからないけど、私は絶対に信じませんでした。仕事中にその事実を認識したら仕事どころじゃなくなると思い、そのページを全部読まずにさっさと私は仕事に戻りました。そこで読んでしまったことを全部、真っ向から否定して、2度と考えようとせず、また数年が過ぎていきました。

『悪魔くん』の放送から42年経った2008年、また仕事をさぼってインターネットで遊んでいたら、昭和の子供番組を特集したサイトに行きました。色々な番組を懐かしむ中、「そういえば悪魔くんは…?」そしてやはり「金子光伸さんは…」。インターネットで彼を検索してみると、やはり色々なところで、彼の死を嘆くコメントがたくさんありました。「やっぱりそうだったのか…そういえば彼は私の初恋の人だったんだっけ…」そして悪魔くんのDVDを購入しました。

DVDを観た時に、とっても愛らしい悪魔くん役の光伸くんがいました。あどけなく、愛らしい美少年で、舌足らずな喋り方がとっても可愛く、

  「めふいすと、まだわからないのかぁ」
  「あくまなんて、たんじゅんだなぁ〜♪」
  「いうことをきかないと、そろもんのふえをふくぞっ!」




ただただ、涙が滝のようにこぼれました。




どうして自分がそんなに泣くのかわからないほど、泣きつづけました。道を歩いていても、電車に乗っていても、仕事場でパソコンに向かっているときも、ご飯を食べている時も、空を見上げている時も、涙は容赦なくいたる処でこぼれました。きっと、幼年期に鍵をかけて仕舞いこんでおいた宝箱の蓋が、急にパカン!と開いてしまったからでしょうか。また、40年以上も意識はしていなかったけれど、心の奥底で私はいつも光伸くんのことが本当に心から、大好きだったのでしょう。

あんなに愛らしい少年であり、自分が初めてときめいた人、金子光伸さんが40歳の若さで亡くなり、もうこの世にいない。どうにか捜しあてて、一言でもお話したり、「すみません、実はあなたが私の初恋の人なんです。」と彼に言える機会も、もう絶対に無い。40歳といえば、まだまだこれから。インターネットでは、彼は小学校卒業後、役者を引退したが、青年期にはまた役者になるのを切望していたらしいとありました。それが突然の交通事故で、彼は天国に逝ってしまった…。

インターネットをやっているうち、たくさんの人が彼の逝去を心から悼んでいることを知りました。そして私と同世代の、たくさんの当時の女の子たちは、私と同じく光伸くんが初恋の人だと思っていることに気付きました。そして驚いたことに、『悪魔くん』は南米で、『ジャイアントロボ』はアメリカや南米でも放送され、未だに番組を懐かしみ、光伸くんの逝去を悔やんでいる声が世界のあちこちで見つかりました。

私は宗教は持っていませんが、人の魂は例え身体がなくなってしまっても生き続けると思っています。例えば天国にいる光伸くんに喜んでもらうのには何をすれば?と思ったところ、やはり一番は
「いつまでも忘れないで、懐かしく思い出すこと」ではないかと思いました。光伸くんの演技を見て、笑い、泣いた当時の子供たち、また後の時代にリバイバルで見た人たち、光伸くんを好きな、日本国内のみならず、アメリカや南米などの世界中の人たちに、彼を思い出してもらいたい。

そして大切な1人息子さんを亡くされた、光伸くんのお父様とお母様に、未だに息子さんを慕い、思い続けているファンがたくさんいる、ということを伝えさせていただきたいという思いで、このウエブサイトを作りました。

改めてみると、光伸くんの存在は
癒しでもあることにも気が付きました。疲れたとき、面倒なことがあったときに光伸くんを見ると、そのような邪気(!)が真っ白になってすーっと消えていくみたいです(笑)。きっと、光伸くん自身にそのような天使のようなパワーがあったのかもしれません(^^)

このサイトを作るにあたり、題名はどうしようと思いましたが、すかさず思い立ったのは『金子光伸くんフォーエバー・アンド・エバー』でした。ただ単に『Forever』ですと『永久に』という意味ですが、これに『and ever』をつけると『そして、絶えずこれからも』というニュアンスを含み、『永久に』をさらに強調します。

この題名は、私の光伸くんにたいする思いでもあります。彼は私たちの心の中で永久に生き続けていきます。私は生前の光伸くんに一度も会うことは出来ませんでしたが、いつになるかわかりませんが、私がこの世からさよならする時、光伸くんのいる世界に私も行けるように出来るだけ良いことをして(!)、そして天国で必ず光伸くんとご対面させていただきたいと思っています。

このサイトを世界中で1人でも多くの人が見てくれて、金子光伸くんを懐かしく思い出してくれますように。

長い独り言をここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。どうぞごゆっくり金子光伸くんの魅力をご堪能していただければと思います
m(_ _)m





管理人 Ikuかねぼん





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